リチウムイオン二次電池(リチウムイオンにじでんち、lithium-ion rechargeable battery)は、正極負極の間をリチウムイオンが移動することで充電放電を行う二次電池である。正極、負極、電解質それぞれの材料は用途やメーカーによって様々であるが、代表的な構成は、正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質を用いる。単にリチウムイオン電池リチウムイオンバッテリーLi-ion電池LIBLiBとも言う。リチウムイオン二次電池という命名はソニー・エナジー・デバイスによる[9]

なお、似た名前の電池には以下のようなものがある。

  • リチウム電池は、負極に金属リチウムを使う一次電池。リチウムイオンが電気伝導を担う点はリチウムイオン電池と同じだが、負極に金属リチウムを使うものは普通はリチウムイオン電池とは区別する。その理由として、負極側での反応が、リチウム金属そのものの溶解・析出反応であり、黒鉛を使う場合のように黒鉛の層状構造の間にリチウムイオンが出入りするインターカレーションによるリチウムイオン電池とは異なるからである。二次電池への応用も幾度も試みられきたが、充電時に金属の針状結晶が析出することにより電池の構造が破壊され劣化するデンドライト問題と金属リチウムの反応性による危険物としての問題が克服しきれず、広く用いられてはいない。
  • リチウムポリマー電池(LiPo電池)は、リチウムイオン電池の一種で、電解質にゲル状のポリマー高分子)を使う二次電池。
  • リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFe電池)は、リチウムイオン電池の一種で、正極材料にリン酸鉄リチウムを使う二次電池。

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